業務実例 ケース3
ある有名な管理会社もお手上げ状態…。
◎キーワード:「まずは滞納者の言い訳の逃げ道を塞ぐ」
★背景・状況
2004年1月中旬に、建築資材関係のお客様から、知り合いの方が滞納で困っているので相談に乗ってあげて欲しいということで紹介を受けました。
場所は神奈川県横浜市・・・・・。
★取り組み
早速オーナー様と面談。どうやら管理会社(業界ではかなり名高い会社です。)も賃料を回収できていない状況であり、そのことが引き金となって空室のリフォーム提案や共有部分の電球交換に至るまで、全てがチグハグした状況であることが判明しました。管理会社が回収できていないのだから、よほどお金がないのだろう・・・・・ということで、その入居者へ早速連絡を取るものの、
・・・・・3日後に払います・・・・・。
・・・・・給料もらえたら払います・・・・・。
・・・・・財布を落としました・・・・・。
20歳代の女性でのらりくらり・・・・こんな調子だったので、前管理会社の対応としても今一歩話を詰め切れないでいたのでしょうが、そんなことでは賃貸管理業は務まらぬ・・・・・。自宅・会社・連帯保証人・・・・・とにかくここではお話しできないような対応までしました。〜秘密〜
自宅へ訪ねた時、財布を落としたから払えないということだったので、「警察に確認するのでどこの交番に届けたのか?」とこちらから質問すると答えられない・・・・・・・。するといきなり貧血といって目の前で倒れたり(撮れたふり)でまぁ〜こんなんじゃ大手の管理会社の女の子ではとても対応出来ないだろうなぁ〜あんどと思っていましたが、「それじゃ救急車を呼びましょう。」 ということで私も携帯電話から119番をかけようとすると(こちらもかけるふりですが・・・・)「いや大丈夫です。」と起き上がる始末。最終的には本人からその日所持していたお金を回収し、後日支払う旨の念書を取り、同時に連体保証人のお母様と弟さんを巻き込んで賃料支払いを正常化しました。
★結果
前管理会社が取りはぐれた金銭があるかどうかは知りませんが、当社は全て回収してオーナー様も大喜び。
POINT:賃料の支払いの優先順位を上位にさせることが滞納を防ぐポイントです。
★後日談
その後彼女は、賃料支払いが遅れることなく優良入居者になっています。