CASE 1 部屋が決まらない! Part.1

業務実例 ケース1
不動産業者に後回し(あと順位)にされていたケース
◎キーワード:「不動産業者・管理業者とのコミュニケーションは大事」

★背景・状況
2002年秋に当社監査役の税理士事務所からこんな相談がありました。税理士事務所の関与先のお客様のマンション(当初は居住用5世帯・事務所1戸)が居住用部分1室が入居しているだけで、長期間空室のままであるが、物件ニーズと相場について相談したいので、一度オーナー様と会ってくれないかということでした。
場所は都内某所(桜の名所としても名高いところ・・・・)。半年も空いているのならきっとかなり老朽化しているか、もしくは全く相場はずれか、はたまた物件条件でかなりの限定条件があるか(例えば女子学生限定や上場企業にお勤め単身者限定とか・・・・) と不安半分・期待半分で訪問。いやはや行ってみたら、エレベーターもある6階建て(オーナー様が5・6階に居住中)のタイル張りマンションタイプ・・・・少々ビックリしながらもオーナー様と面談。

★取り組み

まずは相場を調べることからスタート。調査したところ、確かに相場よりは1割位高いものの、募集における限定条件も特にないので、募集条件を見直せば間違いなく満室へ導けることが判明。調査段階で、事実上専任で募集をしていたと思われる不動産業者へ確認したところ、その物件すら把握していない(オーナー様は任せていたという認識でしたが、業者は話半分??の対応だった)状況であり、当時は物件供給過多の時代でもあり、それゆえ情報も埋もれた形で空室情報としての公開がされていなかったのです。

★結果
条件の見直しと管委託契約を快く承諾して頂いた後、直ちに募集開始。2002年10月15日にオーナー様と管理委託契約締結後、1ヶ月後には満室経営の実現。事務所1戸においても大手ゼネコンの現場事務所(※注1)として2004年4月まで使用という契約形態に持ち込むことが出来て。当面は安定した経営が出来ることになりました。
※注1:当社は「現場事務所開設サポートシステム」により建設会社様の事務所探しのお手伝いをしております。

★ 後日談
その後エリア的には事務所ニーズが少ないところなので、その事務所スペースを居住用2室に改装して、現在は極めて人気の高い物件となっています。

★流れ

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